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  • 執筆者の写真nsawa-saraca

osamu inoue(ts)


osamu inoue(ts)

he has experience of playing and practice in New York.

he played with Ronnie Mathews.

his tone is unique and dark beauty.

he make his album. "transient city" and "psychedelic jazz".

you can listen his impressive tone.

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井上さんとは、ある店のjam sessionで知り合いました。

初めて井上さんのサックスを聴いたのは、16,17年前のこと。

あまりに格好良い演奏で、超ビビリました。

一際、日本人離れしたセンスとテクニック、威圧感と独占感がとても印象的でした。

当時の僕と言えば、思い出したくないくらい本当に恥ずかしい演奏をしていたので、井上さんと一緒にバンドやるなんて事は有り得なかったのですが、月日は流れ、流れ、流れ、流れ、・・・・流れ流れて流山。

たまに井上さんのバンドに誘われるようになったのです。

そして、ある日、井上さんから「自分のバンドでレコーディングするから参加して欲しい」という電話が来たのです。

何年もニューヨークで修行していた人だし、他にもっと素晴らしいピアニスト達と演奏しているのを知っていたので、「何故僕に声をかけてきたのか?僕で本当にいいのかな?」なんて思いつつも、あまりに貴重で光栄な話なのでアルバム製作に参加させてもらいました。

そして作成されたアルバムは、

trancient city

psychedelic jazzの2枚。

ジャケットも本人のイラストで、全曲本人のオリジナル、是非チェックしてみてください!

この2枚のアルバム製作を通じて、実は、井上さんとは(演奏技術の差はあれども)音楽の相性が良いということが良く解かりました。

サウンド面だけでなく、コンセプトや価値観に共通部分が多いというべきか?・・・向いている方角が近いと感じました。

音楽のことは言葉では上手く説明できないけれど、根底ではどこか繋がっている感覚を持ちつつも、一緒にアルバム製作している間に、多くのことを学びました。

もしかしたら、相性が良いと思ったのも、それで影響を受けてしまったという要素もあろうかと思います。

沢山リハーサルしてライブを一緒にやって、重いrhodesを運んで・・・そのうち、自分で作曲しても、井上さんがサックス吹くのを前提にするようになってしまった・・・という展開で、n'sawa-saracaでも、そのままの流れで自然にお願いしたという次第です。

初めて知り合ったときには、雲の上の存在だった方に参加してもらえて、とても嬉しいです。結果も想定どおりで、何も申し上げることはございません。

井上さんのサックスは「格好良い」です。

「格好良い」と思わせる「何か」があるから「格好良い」と思うわけですけれども、その「何か」に繋がるヒントを、rhodesを運ぶ車中での井上さんの会話の中で発見したことがあります。

それ以来、そのヒントは、僕の音楽活動にとって大切な考え方の一つになりました。

だからといって、その心掛けのみで、僕のピアノが劇的に「格好良く」なったという事は無いんですけどね。


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