yoshimasa otsuka(bass)
he is bassist to be at the forefront of jazz in Japan.
his bass has both the compactness and strength.
he easily plays complex bass pattern of n'sawa-saraca.
it is indispensable for n'sawa-saraca.
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大塚君とは、6,7年前に、あるliveで知り合いました。
前情報としては、「彼は今、学生なんだけど強烈に上手くて、しかも、謙虚で礼儀正しいんだよ」というものでしたが、実際、会ってみたら、本当に好青年で、素晴らしいベーシストでした。
力強く、ビンビンに楽器が鳴り響き、パワフルに、ほとばしっていたのが印象的でした。
よく、楽器上手い人は「あの人は、最初から上手かった」なんて言われる事が良くあると思いますが、まさにそんなタイプですね。
前回紹介した、井上tsさんのアルバム「psychedelic jazz」にも参加しています。http://diskunion.net/jazz/ct/detail/JZ120419-66
その後、定期的に演奏するようになりましたが、一緒に演奏する度に、どんどん強力になっているのが良く解かったので、ヘッドハンティングされるのは時間の問題かなと思っていました。
そして、psychedelic jazzのレコーディングが終わった頃あたりから、川嶋哲郎さんや椎名豊さんのツアーメンバーに抜擢されたりして、現在は多田誠司さんのバンドでも活躍するという、予想通りの展開に。
ツアーで忙しくなって、なかなか捕まらなくなっていましたが、n'sawa-saracaのレコーディングを思い立った時には、「やはり大塚君のベースが欲しい!」と思ったのです。
今回の作品では、特徴的なベースパターンを軸に、捉え方次第では、ダンスミュージックにもなるような曲も何曲かイメージしていていました。
大塚君にウッドベースでリフをビンビン弾いてもらったら、格好良い作品になるに違いないと。
そして、忙しい中、快諾してくれて、レコーディングに参加してくれて、素晴らしい演奏を残してくれて、大感謝です。
ところで、自分が未だに幼な過ぎるのかもしれませんが、大塚君と接していると、年はひとまわり以上離れていますが、音楽のスキルも人間性も自分より大人な感じがします。
そして、一緒に音楽をやる上では、年齢や肩書き、職業などは、全く関係ないという事も実感します。
何処かの占い師が、実際の年齢と魂の年齢は違うみたいな事を言っていましたが、それも理解できる気がします。
ただ、一方、最近の若い人たちは、妙に落ち着いている印象もあります。
世代単位でまとめて決め付けてしまうのは、安易かもしれませんが、ハメを外さない感じと言うのか?毒や棘が無いというのか?熟成している気がします。
いい意味でそう感じます。洗練されていると思います。
うらやましいです。僕もそうありたい。
それに比べ、オジサン達ときたら、ガツガツ・ギラギラ・・・・・・
もしかしたら、実は、大塚君が大人に感じられたのも、そんな僕の独断と偏見に満ち溢れた若い世代に対するイメージなのか?
何はともあれ、20代の若者と、同じ気持ちで一緒に作品を作れるって、とても貴重で嬉しい出来事・・・と感じた時に自分は恵まれているんだなと思った時に幸せを感じるのであります。