今年に入ってから4回のリハーサルをやって、マルチトラックレコーディングしていた音源を5月にミックスしてみました。 デモミックスを作成したら、その先、やるべき事が見えて来るんじゃないか?と思って、けっこう真面目にミキシングしてみました。
シンセやSEも加えて、AIミキシングプラグインも購入したりして、エフェクターも沢山使って、夢中になって作業して、出来上がったサウンドは、それなりに手ごたえがあって、とても気に入った内容になりました。
しかし!あまりに作業に夢中になりすぎてしまったからか、その後は「やり遂げた感」に気持ちよく包まれ、その先を考えるより、出来上がった音源を好んで聴く、ただのリスナーになってしまったのです。その音源を聴くだけで満足してしまって、本当はトリオでリズム練習に特化したリハーサルを組もうと思っていたのに、1ヶ月以上何もせず、さらには、その音源も、たまに聴くくらいに。つまり何処かで買ってきたレコード状態に。燃え尽き症候群とはこのことなのか?
そんな矢先に、diskunion 吉祥寺JAZZ館でのインストアライブのお話をいただきました。
TCtrio live at bigriverとn'sawa-saraca forest danceの特集にしていただけるとのこと。大変ありがたいお話でございます。しかし、そのインストアライブは、ドラムNG、リハを重ねてきた大塚さんもスケジュールがNGということで、トラに千葉征夫(b)さんを迎えて、完全生演奏、打ち込みトラックも加えたりしながら、沢山エフェクターも使って、新しい視線でのセッションにしました。
ミーハーだけど、rhodesの上にmacを乗せて演奏するのやってみたかった。というのもあります。
トラックも曲構成に合わせたものも作成したけど、他はTR808系のシンプルなもので、バスドラだけが鳴り続けるといったもので、生JAZZの範疇から逸脱せずに、でもクラブミュージックにも片足を軽く入れているような、そんなスタンスを試してみたところ、とても面白い感触が得られました。
TCtrio live at bigriverとn'sawa-saraca forest danceの特集ということだったので、そのなかからの選曲でした。その時の動画を作成しました。
これは、n'sawa-saracaアレンジのCantaloupe Islandです。他にも3つ公開しています。musicのページに掲載したので是非試聴してみてください。
今回の経験で、今まで無い、新鮮な視線も獲得できたので、その感覚でもう一度ミックスした2ndの内容を見直してみようと思いました。少し間が開いて、新しい経験をした事で、今まで見えなかったことも見えてくるんじゃないか?と期待しつつ。
雨の中お越しいただいた皆様、本当に有難うございました。