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  • 執筆者の写真nsawa-saraca

Global Composer Project [9takes]について(カバーの心構え)

更新日:2020年10月6日


無事、LPの発売を見届けたところで、2nd制作シリーズは一旦停止し、発売後のn'sawa-saracaの活動や、私の独断と偏見を語っていこうと思います。


まずは、7月に公開されたGlobal Composer Project [9takes]について。

9人のミュージシャンが1人1曲作曲して、メロディとコードだけの譜面を共有、その9曲を9人のミュージシャンが独自の解釈で動画を作成して公開し、watching partyをするというropeadope recordsの企画に参加しました。

簡単に言うと、「カバー合戦」です。


youtubeで公開されていますので、是非試聴してみてください。そして、他の参加者のアレンジも一緒にお楽しみください。

↓↓↓↓↓



とても刺激的で素晴らしい体験でした。

ところで、カバーと言えば、様々なミュージシャンがカバーアルバム、トリビュートアルバムを出していますが、その中で、私の一番大好きなアルバムはIVANLINS "Jobiniando"です。

IVANLINSによるjobinトリビュートアルバムです。

この内容は素敵すぎて何度聞いても爽快な気持ちになります。

アルバムを聴いてみると、ほとんどがjominの曲にもかかわらず全部がIVANLINSの曲にしか聴こえない。

勿論、jobinへの敬意も伝わってきますが、結局は完全にIVANLINSの世界になっています。

そして、さり気なく、自分のオリジナルも同等に織り交ぜられていて、そこにも違和感がない。

その「上書き・塗替え感」が爽快で気持ちよく、IVANLINSの世界に惹きこまれて、出られなくなる。

殆どのカバー&トリビュートアルバムは「アレンジを変える」という表面的な作業をしただけで、アートを感じることがないのですが、このアルバムは全然違います。


カバーするという事は、「他人の曲の内面に入り込んで、自分の曲にする」という事なんだ、と教えてくれる、究極のカバーアルバム!


そして、この度、9takesというカバー合戦の話が来た時に、真っ先にこのアルバムを思い出しました。

「他人の曲を自分の解釈で」ということならば、このアルバムのマインドをもって、仕上げようと思ったのです。


「1曲目はボサノバ、2曲目はファンク、というように、ただ1曲づつジャンルを表面的に、理論を利用して、小手先で変えてみた」とか、そういうのではなくて、どの曲を聴いても同じテイストで、どこを聴いてもn'sawa-saracaになるように、トライしました。


元の曲には無いけれども、n'sawa-saracaだったら、その先にこんな展開があるだろう、といったパートも新たに付け加えて、元曲の矛先がn'sawa-saracaのサウンドに向かうように仕向けたり。これも、IVANLINS "Jobiniando"から学んだカバーのマインドです。


先日、ropeadopeのarts & music festivalの一部でダイジェストが放送されました。

とても刺激的で素晴らしい体験を得られ、私は恵まれていると思いました。

インターネットに感謝ですね。


Global Composer Project [9takes]のメンバーは以下の通り。



Russ Kaplan | New York City

Lisa Marie Simmons | Lake Garda, Italy

Yasushi Karasawa (aka N’Sawa Saraca) | Tokyo, Japan

Aidan Thorne | Cardiff, Wales

Ernest Ikwanga | Lausanne, Switzerland

Erik Deutsch | Mexico City, Mexico

Andrea Molinari | Rome, Italy

Alexander Flood | Kingswood, Australia

Padraig Rynne | Dublin, Ireland


ところで、私は千葉に住んでいるんだと何度も言うのですが、結局、東京の人になってしまうのは何故?

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