n'sawa-saracaのフレイバーを約1分に凝縮して発信してくシリーズ
one minute story(OMS)の第12弾は、フルートの古川東秀さんをゲストにお迎えし、
とてもユニークな作品となりました。
本日(2024.12/28)配信リリースされました。
各種サブスクのシェアリンクはこちらです。
古川東秀さんとは、私が隔月に参加させていただいているsatoshi&koheのLIVEのゲストで参加された際に知り合いました。
私の親と同じ世代なのですが、マイルスデイビスのような佇まいで、只者ではないインパクトがありました。
古川東秀さんは、80年代に、ロス・インディオスを経て、ブラジルミュージックを取り入れたバンド「オパ」「コンボトウシュー」など、メジャーシーンで活動されていたレジェンド。私のコレクションにもLPが2枚あります。
「オパ」も「コンボトウシュー」も持っているのはLIVE盤。
これらのレコードを聴くと、90年代〜2000年代に私がクラブシーンでブラジルミュージックのお洒落で奥深いサウンドに感銘を受けた時の躍動感が蘇ります。
時代は違うけれども、そのような衝撃が当時もあったのではないか?と思ったりします。
今の様にインターネットもない時代(しかも約50年前)に、地球の裏側の情報を取り入れるパワーは、今の時代には無い探究心を感じます。
実は、これらのアルバムを通じて知った名曲は多々あります。特にWando の Nega do Obaluaêはお洒落な曲ですね。
また、コンボトウシューの「真夏」では、私の崇拝するIVAN LINSの名曲「Abrearas」を日本語で歌う、賀来まさ江(vo)さんの歌が聴けます。日本語でもラテンを感じるし、今になって日本語で歌うって良いなーと思ったりします。
そして、現在、DJの間でシングルでは入手困難となっている「短い夏のサンバ」も収録されています。
ちなみに、同バンドの「風色のサンバ」という曲も名曲で、その曲もシングルも探しているDJは多いのではないでしょうか?
と、色々と長くなってしまいましたが、one minute storyシリーズの次の作品を考えていた時に、「自分と世代のかけ離れたミュージシャン」とコラボしようと思っていたところだったのです。
とっても若いミュージシャンか、かなり年上のレジェンドか迷って、そこでピンときたのが、古川東秀さんだったという訳です。
恐る恐る打診したところ、ご快諾いただけて、スタジオで録音することに。
当日、かなりお洒落な出立でご本人登場。1時間の枠の中で、5〜6テイクいただきました。
デモや譜面に収まらない遊び心もあり、無機質ともいえる私の仮トラックに、東秀さんのフレッシュで純粋な音が重なり、命を吹き込んでもらった様な、一瞬の素晴らしい1時間でした。
「最近は酒も飲まない」と仰いながらも、帰り道の餃子の居酒屋で、結局、酒どころか、医者から止められているタバコまで吸いながら(不良)、ロス・インディオス → オパ → コンボトウシューの流れのお話など、昭和の空気感とともに、(紳士で知的な)ご本人からお話をうかがえ、大変貴重な時間でございました。
レジェンドであると同時に、時代に囚われないフレッシュな感性をナチュラルに持ち続けている、不良で紳士で知的な古川東秀さんのフルートとn'sawa-saracaのトラックで宇宙を感じる"one minute story-12"をお楽しみください!
Commentaires