俺のtwin reverbシリーズ その⑥


〜魔法のプラグ → アンプ魔改造の夜明け〜
さて、今までの連載の通り、何かと本番になると機嫌が悪くなる困ったこのアンプ、折角JZbratで鳴らすことが出来るというチャンスが2回もあったにも関わらず、2回ともvibratoを活用できなかったのです。
なかなか扱いに困る、手の焼けるアンプでございます。
このアンプは「単に面倒臭いだけのキャラ」なのか、それとも実力はあるものの、プライドが高すぎて「俺をマトモに扱うなら、先ずはお前が俺と対等になれ」的な、扱う側にもある程度の知識やスキルが求めるタイプなのか・・・
そんな矢先に、目白のレストランmac's carrotで久々にベースの堺くんとDUOで演奏しました。
mac's sarrotの話が出たところで、宣伝でございます。
mac's carrotのマスター坪井明人さんは、シェフであると同時に素晴らしい画家でもあります。
こちらの記事にも記載していますが、n'sawa-saraca 2nd "another town"の素晴らしいジャケットは、マスターの絵を使わせていただいております。


そして、目白のマックスキャロットは、1973年創業の老舗カフェレストランです。学習院大学が近いことから、天皇陛下(今上天皇)が学生時代にご学友と何度も足を運ばれた「行きつけの店」として広く知られています。レトロで開放的な店内では、当時陛下も好まれたというグラタンや、名物のボリューム満点なチキンカレー、各種パスタなどの洋食メニューをリーズナブルに楽しむことができます。
私のオススメはイカ墨パスタです。
話を戻しまして、ベースの堺くんは、理系大学出身、実際に真空管アンプを自作出来てしまう知識とスキルがあることから、諸々相談に乗ってもらいました。
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・フットスイッチでvibratoのON/OFFは可能だが、reverbのON/OFFが出来ない。
・試しに、フットスイッチから本体に繋ぐ2本のプラグ(reverbとvibrato)のうち、reverbのプラグのみを本体から外すと、何故かreverbが効くが、今後はvibratoは効かなくなる。
・reverbとvibratoのプラグを入れ替えると、どちらも効かなくなる。
・両方抜くと、reverbは効くが、vibratoは効かない。
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症状の聞き取りをした後に、後日、堺くんが持ってきてくれたものがこちらのプラグです。

このプラグ、赤はreverb、白はvibratoに刺すと回復するというのです。

実際のプラグはこんな感じで、↑の写真では、古いスイッチユニットのコードが写っていますが、その代わりに、堺くん自作の魔法のプラグを刺せば、実際、reverbはonとなり、vibratoも有効となりました。
2つ種類があり、プラグ単体のものは、vibratoに刺すだけ。ケーブルの方は両方に刺すものです。
しかも、実際のスイッチユニット自体も修理して下さいました(感謝)。
結局、不調の原因は、スイッチユニットのreverbのケーブルが断線していたようです。
ただ、それならそれで、このスイッチユニットの2つのプラグを抜いてしまえば、両方復活するんじゃないか?と思いきや、実際は、両方抜くと、reverbしか効かなくなるのです。
その不思議を一気に解消してくれるこの魔法のプラグ、やはり、何も知らないで使うだけだと、もしかしたらこのプライドの高いアンプに舐められてしまうかも?
ということで、仕組みくらいは知っておこうということで、AIで予習した後に、堺くんに仕組みを教えてもらいました。
◻️アンプ側のソケット
・reverbとvibratoで回線(アース)を共有している
・プラグの外側の方でアースが内部で繋がっている

◻️スイッチ
・アンプ側のreverbは基本ONの状態だが、アースに繋がるとOFFになる
・リバーブ音がアースに逃がされて消える(スイッチユニットでON/OFF)
・vibratoは基本OFFで、アースに繋がるとONとなる

つまり・・・
・reverbはアンプ側のプラグの外側と内側が繋がるとOFFとなる
・vibratoはアンプ側のプラグの外側と内側が繋がるとONとなる
その仕組みを利用して、
①コードの場合
・reverbのアンプ側のソケットの外側(アース)とvibratoの内側を繋ぐ
・reverbのソケットの外側とvibratoの外側はアンプ内部で繋がっているので、
結果としてvibratoのアースが繋がりONに
・reverbはアースが繋がっていないので、ONのまま
(OFFにしたければ、reverbのdepthつまみで調節すれば良い)

②単独プラグの場合
・vibratoのソケットの外側と内側が繋がる(アースが繋がる)ことでONになる
・reverbは何もしなくてもON(OFFにしたければ、reverbのdepthつまみで調節すれば良い)

こういう事なんだそうです。
両方のプラグを抜くとvibratoが効かなくなる理由も今となっては理解出来るようになりました。
結局、この仕組みだと、スイッチユニットが壊れると、アンプ本体が問題なくても影響出てしまうのですね。
アンプの修理を出した時はスイッチは作動していたので、修理の範囲外だったけど、運搬などの工程でスイッチユニットのコードが断線してたようです。
シンプルな回線で工夫されてるアイディアは素晴らしいけれど、1つダメになると他にも影響が出るということなんですね。
そのような時に、このプラグを常備していれば、スイッチユニットが壊れたとしても、現場で回復できるというわけですよ。
というわけで、電子工学の知識を持ったベーシスト、堺くんのお陰で一先ず、twin reverbを正常に使用できるようになりました。
しかし、話はここで終わるわけではありません。
「俺のtwin reverbシリーズ」の話は、ここからスタートします。
マックスキャロットでの演奏の休憩時間に相談に乗ってもらっていた時に、このアンプの魔改造アイディアを思いつきで言ってみると、堺くんは「出来ますよ」と。
このような困ったオジサンの、思いつきの、いわば悪ノリ・阿保ノリに乗ってくれるというわけです。
そうなると、勝手にどんどん楽しくなってしまって、世界に1台しかない、魔改造twin reverbを作ろうと仕様を詰めることに・・・・
果たして、どのような魔改造が施されるのか・・・乞うご期待!



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